休日ひとやすみ日記

モノづくりや食べること、日常のあれこれ備忘録

1月18日(木)の日記

今日はお休み。そして雨

 

朝早くから降り続けていてた。

 

不思議と雨だったのに身体が重たくなくて

8時に起きれた。普段の休日であれば10時過ぎが多い。

 

2時間得した感じ、さて、ひとまずいつもの流れの洗濯物と朝食つくるか。

 

回している間に朝食を食べる準備をする。

コーヒーを淹れて、煙を眺めながらお湯を注ぐ。

 

ここ数年でコーヒーが飲めるようになりどれぐらい飲んでいるだろうか。

 

多分自分でも驚くぐらいのんでる。

そのおかげ(?)もあって以前より歯が黄ばんできたような気がして

 

最近凄く歯が心配になっている。ネットで調べて薬用ホワイトニングの高い歯磨き粉を買って、それを使っている。

 

どうか白くなってくれと願う。カッコ悪い願い、けど切実。

 

食べ終わり洗濯物も終え時間を見る

9:14」え?!?!まだ?!?

 

ついでにお皿洗いとクイックルかけちゃえ。

 

10:06」え?!?まだ?!?(二回目)

 

もうデジャブ、すっごいデジャブ。10時とか普段起きる時間帯に4つの事が終わっていることに感動した。

 

いつも10時に起きるとこの4つを終わらせて12時過ぎ13時代になる。

 

2時間早く起きるだけでこうもスムーズとは、、、いや、その日のコンディションによるけども、いいじゃないか...

 

早く起きた分何しようか、考えていた。

 

映画を観よう。休みの日に映画って、わたしの中でだいぶリッチ。行くのも家で観るのも

 

時間2時間要するし、ドリンクやポップコーン、食べながら観れて、家ならごろんとできて好きな体制、ムードで観れるわけだし、もう至福、贅沢の極み....!

映画は既に前から見たかった【メタモルフォーゼの縁側】に決めていた。

内気な本屋さんで働く高校生のうららとひょんなことからBLにハマる書道のおばあちゃん先生ユキさんの友情や絆のヒューマン映画。

二人の和気藹々とした雰囲気にほっこりするし、二人の一生懸命で、日々きらきらと輝く姿に涙腺ゆるゆる。

 

トキメキこそ生きる原動力。行動に変わる。そんな勇気づけられた映画だったな。

 

やりたいこと、興味関心がある限り、才能あるなし関係なく自然に始められる、ルールもない。望みと勇気が必要なだけ。勇気ってそう何回も何回も出せる訳じゃない。

 

勇気を作る材料は環境や人の言動ににも含まれているとわたしは思う。

勇気は希少で限られてて儚く、けど強くもある、そんなイメージ。

 

勇気で思い出した。自分で言うのもすごくむず痒く、けど嬉な話。

昨年12月頭に赤茶でセミロングの50代前半であろうお客様との接客中のことだった。

試着室でゆるゆる、フィーリングがあったのか話も盛り上がり、お洋服の話になった。

 

彼女は少し照れながら「こんなおばさんでも、すごく洋服が好きで、最近、アパレルに興味が湧いているんです。」

すごくイキイキしていて、実際私服もベーシックな中に個性を感じる、おしゃれさんで、お話しする中で、普段のこと、洋服に関することなどを話してくれた。

 

「主人とわたし、もう子供は巣立ちましたから、なんかこう、節目というか、自分のやりたいことや、仕事について向き合う機会がすごくあって、わたしは洋服がすごく好きなので、未経験ですが、アパレルの華やかな世界に憧れるんです。これから先を考えてワクワクできることってこれぐらいかもって。」と、振り絞るような、けど熱い気持ちがわたしの中に入る感じがしたのを覚えていて。

 

わたしも何だか暑くなって「好きに年齢は間毛ないですよ、今お話を聞いていて、わたしがお客様だったら、この人にお洋服の相談したいなって、お洋服のことが大好きな気持ちがすごく響いたんです、偉そうにすみません、けどほんとそうで…!」とお話を被せないように、けど前のめりな勢いでお伝えした。

 

これから変わろうと、色々な選択や迷いの中で、この方は今必死になってどうにか

しようと頑張っている、その姿勢や気持ちが本当に綺麗で、すごく素敵で

 

わたしも拙いながらに思いを伝え、1ヶ月半ぐらい経った最近、その方が4日前再来店された洋服の話と、たわいもないことを話した。

その時に「ちょうど1ヶ月半前わたしすごく不安で、どうしたら良いだろうって、今後の仕事も悩んでいた中で、お姉さんとお話して、すごく勇気もらえたんですよ。好きなことに年齢は関係ないって後押ししてくださって、今、もうその気になってるんです。」

 

びっくりしてずっと「えーー?!」と言っていたと思う。

すごく嬉しいですと、あわあわして伝えながら、すごく動揺したと思う。

 

わたしの言葉に勇気付けられたと、そう言ってくれた。

すごく心臓がキュッとして熱くなった。

 

「あのあと、色々な人にわたしがアパレルをしようかなと打ち明けてから、色々なところでグンと情報が集まってきて、その中で友人に『インスタグラムに自分のファッションスナップ投稿すれば良いのに』と提案してもラテ、最近インスタで自分のコーデを写真であげたりなんかしちゃってるんですよ〜あの時背中を押された気がして、踏み込めました。」

 

もちろん言われたことを一文一句覚えている言葉を書いているけれど

正直嬉恥ずかしなこの感じ、けど、自分の言葉が、誰かの背中を押して、きっかけを作っていたなんて、何だか嬉しくて、泣きそうになった。

 

その後も彼女は最近アパレル求人をたくさん見ているらしく「働くなら○○グループって決めているんです。」と、今わたしが派遣で働いているショップの大元のグループ会社の系列ショップでパートとして働きたいと熱弁していた。

 

ほんと何があるかわからない、まだわたしがここで働いていたら、いつしかこの方も同じ会社のショップ店舗で働いているとしたら、すごく考え深いし泣苦かもしれない。

思い浮かべたりしながら冷蔵庫に向かい、ずっと作る日を待ち望んでいたベイクドチーズケーキの材料を取り出しテーブルへ並べる

クリームチーズを600w2分温めて、終わったらミキサーで撹拌しなめらかにする、溶き卵と砂糖、レモン汁、ふるいにかけた小麦粉、生クリームを入れてミキサーで混ぜる。砕いたクッキーは溶かしバターに馴染ませてチーズケーキの底のタルト生地にする。

 

クリームチーズのコッテリもたっとした生地、焼く前から美味しそうで幸せな気持ちに素手になる。予熱したオーブンで45分じんわり焼く。

 

焼きあがるのをじっくりその都度眺めるのが好き、真冬なら、熱されたオーブンが暖炉のようですごく温まるんだよなと思い出す。

 

静かなゆったりとした時間。甘い香りとバターの香りが部屋中蔓延し洋菓子屋さんのような香りに癒される自画自賛さ。堪らん。

こんな休日理想だなと思う。自分だけの空間でゆったりお菓子を作りながら、嬉しかったことなどを振り返ってコーヒーを飲む。最高だな。